大分高専「社会人の学び直し事業」座談会を実施しました
本校が文部科学省委託事業として、平成19年度から実施している社会人の学び直しニーズ対応教育推進プログラム「IT技術を中心として社会人・ニート・フリーター向け再チャレンジプログラム」は、平成20年度にIT技術に関する講座を開講し、本年度が最終年度となりました。
そこで、講座受講者、講座講師、カウンセラー、関係企業及び関係団体等の方々に集まっていただき様々な意見を伺いました。そこで、この事業の当初の目的が達成され、有意義な事業となっていたかどうかを検証し、併せて企業が求める人材像や講座受講者及び定職を持たない者が抱える問題点や悩み等について話し合っていただきました。座談会の概要は、次のとおりです。
Microsoft Word講座受講者 | 2名 |
Microsoft Word・Microsoft Excel講座受講者 | 2名 |
Microsoft Excel講座受講者 | 2名 |
SolidWorks講座受講者 | 5名 |
九州東芝エンジニアリング(株) | 石坂 達也 氏 |
ヒューマン・ネットワーク・リサーチ | 川邊 正行 氏 |
西日本電線(株) | 柴北 俊英 氏 |
おおいた地域若者サポートステーション | 下郡 恵美子 氏 |
Career Window代表 キャリアカウンセラー | 小島 健一 氏 |
キャリアカウンセラー | 岡野 涼子 氏 |
Microsoft Word・Microsoft Excel講座講師 東芝エンジニアリング(株) | 織田 智子 氏 |
Microsoft Word・Microsoft Excel・ AutoCAD・SolidWorks講座講師(学内関係者) | 5名 |
その他学内関係者 | 9名 |
座談会では、最初に大分高専福永圭悟地域連携交流センター長から、主催者挨拶として本事業を行うに至った経緯や参加者への御礼がありました。続いて、大分高専社会人の学び直し第一実行委員会委員長である工藤康紀地域連携交流センター副センター長から事業の概要と座談会の開催目的の説明がありました。

前半の部では、工藤康紀第一実行委員会委員長が司会者となり、講座受講者、講座講師、カウンセラーに一言ずつお話をお願いしました。講座受講者からは、受けるに至った動機や講座を受けた際の感想及び就職活動などで困ったことなど、講座講師からは、講座の感想や問題点など、カウンセラーからは、就職活動に必要なことやカウンセリングにより受講者がどのように変化したかなどをお話いただきました。
後半の部では、Career Window代表でキャリアカウンセラーの小島 健一氏の司会により、就職活動を行っていく中で困っていることは何か。これから何をすればよいかなどについて、フリートーキングを行いました。
講座受講者からは、この講座を受けて講座講師やカウンセラーのお陰で自信が持て前向きに就職活動ができるようになったなどと、自身の境遇を交えながら積極的に意見交換をしていただきました。

関係企業や関係団体からは、次のようなご意見がありました。 企業も厳しい状況の中で皆さんが就職を行うためには、イノベーションができる人や改善ができる人、コミュニケーション能力を有する人及びチャレンジをする人を求めているとのお話があり、さらに、就職活動を行っていく上での心がけや人間力の向上を図る必要性、面接をする際に面接官と面接者の共感の必要性などのお話がありました。
最後に、フリートーキングの司会を行っていただいた小島氏から、就職活動には、「人間力」、「共感」、「人柄」がキーワードとなり、「専門」と「ヒューマンスキル」が必要である。貪欲に行ってほしい。聞きたいことがあれば、受講後であってもどんどん質問をしてほしいと締めくくっていただき、本座談会を無事に終了いたしました。
本座談会は、再就職を支援する事業を行った本校にとって、大変有意義であり、心強く感じることができました。参加していただいた方々及び関係の方々に深く感謝申し上げます。