指導者紹介



石川秀大(Shudai Ishikawa)

部長兼高野連チーム監督
略歴:

2005年3月

島根県立浜田高等学校 理数科 卒業 (第86回全国高等学校野球選手権大会ベスト16)

2010年3月

九州工業大学 情報工学部 生命情報工学科 卒業 (硬式野球部所属)

2012年3月

九州工業大学大学院 生命体工学研究科 脳情報専攻 博士前期課程 修了

2016年3月

九州工業大学大学院 生命体工学研究科 脳情報専攻 博士後期課程 修了 博士(工学)

2016年4月

大分工業高等専門学校 情報工学科 (准教授 2024年~)

 

監督からのメッセージ

 大分高専野球部では,世界で活躍するエンジニアの育成を最終的な目的とし,高専初の甲子園出場,全国高専大会優勝を目標として,日々厳しい練習を積んでいます.
 野球を通じて,協調性・競争心の育成,準備力・創造力の向上について重点的に取り組みます.社会において,ひとりで何かを成し遂げることはほとんどありません.様々な人と十分な関りをもち,互いに協力し,高めあうことで,互いの能力を引き出し,相互に大きな利益を得ることができます.人との関りの中で,常に今後の展開を予想し,今何をすべきで何が必要なのかを考えることで,さらなる能力の向上,トレーニングの効率化が期待できます.また,常に状況を客観視し,よりよい未来の実現について考え行動するということを繰り返す中で,豊かな創造力を身につけ,観ている人を惹きつける野球を実現します.
 私は,何かのために何かを犠牲にする人間は一流ではないと考えます.自分のやるべきことすべてに本気で取り組み,良い結果を出すために努力できる人間こそ一流であると考えます.私は大学院時代の恩師より,博士はマルチタスクができて当たり前で,すべてで良い結果を出さなければならないと教わりました.そのため,部活動や研究活動のために家庭を犠牲にする,校務のために部活動を犠牲にする姿を学生に見せたくありません.“全部ちゃんとやる”という信念で仕事を続けています.いろいろなことに本気で取り組むことで見えてくる世界があり,新しい自分の発見や成長を感じることができます.近年,部活動は縮小傾向にありますが,高専という特殊な環境で,勉強にも部活にも遊びにも本気で取り組むからこそ,県立高校では得られない,特別な経験やスキルを獲得することができると考えます.学生時代は失敗してもリスクはありません.何事にも全力でチャレンジできる最後のチャンスだと思います.野球も研究も7~8割は失敗です.2~3割の成功,喜びのために,多くの時間と労力をかけます.様々な問題に真摯に向き合い,解決するための方法・糸口を諦めることなく考え,実行することで一人前の野球選手・エンジニアになれます.私は,ひとりでも多くの学生が充実した高専生活を送り,自律したエンジニアとして明るい未来を過ごすために,全力でサポートしたいと考えます.



大分工業高等専門学校野球部
〒870-0152
大分県大分市牧1666
石川秀大(Shudai Ishikawa)
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