本校では,「人間性に溢れ国際感覚を備え,探究心,創造性,表現力を有する技術者の育成」を教育理念に掲げています。グローバル化が進展する中,卒業後国際舞台で活躍出来る人材の育成が益々重要になっていることから,平成20年度にシンガポール・ポリテクニック校と文化交流,専門学科間の教育研究交流を開始しました。また,従来から教員が留学した欧米の大学との共同研究を行ってきましたが,平成22年度には大分市の友好都市武漢市の水務局と研究交流協定を締結しました。最近の専攻科充実策もあって研究活動が活発になり,学生がこれらの国際共同研究に加わるケースや,研究成果を国内外の学会等で発表する件数が増しています。
さらに,平成19年度から学生の国際ボランティア活動として,不要となった足踏みミシンを貰い受けて修理し,東南アジア諸国の福祉施設や恵まれない人々に無償で寄贈し,使用法や修理法を指導する足踏みミシン修理・贈呈事業を行っており,高専生に相応しい国際交流事業として各方面から高く評価されています。
これらの諸活動に参画したい希望を持ちながら,経済的な理由で断念する学生が少なからずいます。本募金の多くは,そうした学生への支援基金とする計画です。(募金による事業)
上記1の学生の諸活動を実施するに当っては,教員や技術職員のサポートが欠かせません。教職員がサポートする際の経費補助の充実を計画しています。(募金による事業)
本校では図書館,実習工場,共同教育研究センター,寮等の耐震改修が着実に進められ,教育研究環境が大きく改善されてきました。しかし,低学年教育棟は,窓面に直接朝日,夕日を受けており,特に夏期は大変暑い状況となっています。記念事業の一つとして,その壁面緑化を行い,省エネルギーのシンボルとしたいと計画しています。(募金による事業)
創立以来50年の歴史を振り返り,本校の将来像を提示する記念誌を刊行する予定です。 (募金による事業)
平成25年6月25日(火)に創立50周年記念講演会を挙行し,また,平成25年11月16日(土)に創立50周年記念式典・記念講演及び祝賀会を挙行する予定です。同窓生,来賓の方々のご列席を頂き,在校生及び教職員とともに,創立50周年をお祝い致したいと考えております。
ご寄附いただきました方を顕彰させていただくための寄附者銘板の設置を計画しています。