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2S-ALH @2017/07/24 “微分積分I 期末試験対策”

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関数の増減と極大・極小

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関数の極大・極小,最大・最小

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問題A. y=x36x2+9x3 の極値を求めよ.

y=3x212x+9 =3(x1)(x3)
 
x 1 3
y + 0 - 0 +
y ? 1 ? -3 ?

よって,極大値 1,極小値 3

問題B. y=x44x の極値を求めよ.

y=4x34 =4(x31)
 
x 1
y - 0 +
y ? -3 ?

よって,極大値なし,極小値 3

問題C. y=sinx+cosx0xπ における最大値,最小値を求めよ.

y=cosxsinx
 
x 0 π4 π
y + 0 -
y 1 ? 2 ? -1

よって,最大値 2 ,最小値 1

問題D. 関数 y=x3+3x2a の極大値と極小値がともに負となるように,定数 a の値の範囲を定めよ.

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よって,極大値 1,極小値 3

======= y=3x2+6x =3x(x2)
 
x 0 2
y - 0 + 0 -
y ? -a ? 4-a ?

条件は a<04a<0 となるので, a>4

問題E. 関数 y=x3+ax2+bx+ca,b,c は定数)が x=1 で極大になり,x=3 で極小になるとき,極大値と極小値の差を求めよ.

y=3x2+2ax+b
x=1,3y=0 となるので,
{3+2a+b=027+6a+b=0

よって,a=6,b=9
関数は y=x36x2+9x+c となり, x=1 での値と x=3 での値の差は,
(16+9+c)(2754+27+c) =4

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練習問題B. y= の極値を求めよ.

不定形の極限

ロピタルの定理

limxaf(x)g(x)=00 ならば,
limxaf(x)g(x)=limxaf(x)g(x)

問題A. limx1x32x23x+4x3+x2+2x2 の極限値を求めよ.

分子,分母ともに 0 に収束するので,
limx13x24x33x2+2x+2 =4

問題B. limx0log(1+x2)x の極限値を求めよ.

分子,分母ともに 0 に収束するので,
limx011+x22x1 =limx02xx2+1 =0

問題C. limx02cosx2+x2x4 の極限値を求めよ.

分子,分母ともに 0 に収束するので,
limx02sinx+2x4x3
まだ分子,分母ともに 0 に収束するので,
limx02cosx+212x2
まだ分子,分母ともに 0 に収束するので,
limx02sinx24x
まだ分子,分母ともに 0 に収束するので,
limx02cosx24 =112

問題D. limxxx の極限値を求めよ.

y=limxxx とすると,
logy=loglimxx1x =limxlogx1x
=limx1xlogx =limxlogxx
分子,分母ともに に収束するので,
logy=limx1x1 =limx1x =0
よって,y=1

 
 
 


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解説及び問題は下記より:
 高遠節夫他,「新微分積分I問題集」,大日本図書