出張・研修報告

科学技術教育支援講演会

日程

2010年12月24日

場所

熊本高等専門学校 PBL・総合教育センター

本校参加者

山本佳奈

概要

企業と大学で科学技術教育支援の活動に携わっている2名の先生方の講演を軸に,九州沖縄地区の各高専との情報交換が行われた.企業からは三菱電機(株)人材開発センターの坂井英明氏,大学からは山口大学大学院理工学研究所の崎山智司氏が講演された.各高専からもそれぞれ活動報告があり,本校からは工藤康紀教授が平成22年度の大分高専の活動報告を行った.

活動の効果,有用性,問題点が挙げられた結果,今重要となるのは小中学校への支援,地域の教育委員会との連携だと感じられた.小中学校の理科の授業では設備備品の不足,一人で実験をする先生へのサポートがない等の問題点,生徒は受験対策のため理科の授業が知識的なものとなり,中学生になると理科に対する興味,自信をなくしていることがわかった.また,高専の学生を参加させることにより学生への教育効果,受験生の獲得に繋がるのではと言う意見も上がった.

今回の講演で企業や大学,他高専がどんな活動を行っているか知る良い機会となった.今後は情報を共有し,地域の学校,教育委員会と連携しながら科学技術教育の支援に協力出来るよう努力したい.