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シラバスの利用方法について

シラバスは、各科目担当教員が授業開始に先立ち受講者に提示する授業概要です。これは本校の教育課程の編成の趣旨に沿って作成されており、当該科目の科目基礎情報(教科書・教材や担当者)、到達目標、ルーブリック、本校の学習・教育目標との関係、教育方法等(概要、授業の進め方と内容および方法、注意点)、授業計画、評価割合(総合評価の方法)が明記されています。このシラバスを読めば、科目担当教員が何を目指して講義するのか、また、受講者が何をどこまで、どのような方法で学習するのかを事前に知ることができます。このシラバスの内容や情報を十分に理解して、今後の履修計画の立案や理解度の自己点検などに積極的に活用してください。

シラバス利用に際しての留意点

履修計画

本校における履修に際しては、「本科の卒業要件」、「専攻科の修了要件」、「学位授与要件」「技術者教育プログラム(システムデザイン工学プログラム)の修了要件」を考慮に入れた履修計画を立てることが必要です。尚、4、5年及び専攻科の科目の「教育方法等」の「概要」の欄に「◎○科目」などとあるのは、科目の「システムデザイン工学プログラム」上の分類を表しています。◎科目はプログラムにおける必修得科目になっていますので必ず修得しなければなりません。また、○科目と◇科目はプログラム上の選択科目です。詳細は「システムデザイン工学プログラム履修の手引き」を見てください。

単位の認定

各科目の単位認定は、本校の学習・教育目標を考慮して、科目ごとに定められた到達目標に達しているか否かによってなされます。評価方法については、当該科目の定める評価として適当な方法を各科目担当者が定め、総合的に評価しています。詳細は各シラバスの「評価割合」または「教育方法等」欄を参照してください。尚、各科目の合格点は60点以上と定められていますので、学年末の総合評価がこれに達していることが単位認定の要件となります。

以下に、シラバスの各項目について説明します。

(1)科目基礎情報

この欄には、当該科目の基礎情報として、科目区分、授業形式、単位の種別と単位数、開設時期、教科書/教材、担当者などが書かれています。履修計画を立てる際に、参考にしてください。

(2)到達目標

この欄には社会の要請する水準を考慮して、「何がどの程度できるようになるか」と、その評価を行う方法が具体的に書かれています。例えば、(定期試験)とあるのは、その目標の達成度が定期試験によって評価されることを示しています。

(3)ルーブリック

ルーブリックとは、各到達目標あるいは評価項目の学習到達レベル(評価基準)を言語化したものです。これにより、各評価の到達レベルを確認することができます。少なくとも単位取得のための標準的な到達レベルは把握しておいてください。

(4)到達目標項目との関係

この科目が本校およびJABEEの学習・教育目標のどれを達成するための教科であるのかを、記号で表しています。

(5)教育方法等

概要:当該科目の概要が書かれています。また、教育プログラム上の分類、授業時間、関連科目が書かれています。履修の際の参考にしてください。

授業の進め方と授業内容・方法:当該科目の授業の形式と進め方について書かれています。また、課題提出および再試験についても書かれており、単位取得に関連する事項もあります。履修する際には、よく読んで授業準備に活用してください。

注意点:履修の前提として事前に行う準備・学習の内容や注意事項、及び自主学習の内容等が記載されていますので、よく読んで各自で対応してください。

(6)授業計画(週、授業内容・方法、到達項目)

当該科目の各週の授業内容が具体的に書かれています。「週」は何週目の授業であるかを序数で表わしています。例えば、座学などでは1週あたりのコマ数(1コマ90分)に関係なく週と設定し、実験・実習など2コマ(90分×2)連続の場合でもこの2コマを1週と表記しています。これによって、当該科目の全体的な授業計画を把握することができます。履修の際に、参考にしてください。

(7)評価割合

当該科目の総合評価における、各評価方法の占める割合が示されています。科目によっては、定期試験、課題、レポート、発表など評価方法が異なりますので、必ず確認してください。